社会

7pay問題は日本のsierの構造的な問題だね

7Pay問題から考えるビジネスとITの課題について - novtanの日常小気味よい文章でとても面白かった。 特に、 客と刺し違えてでもクソ仕様でリリースしないということのできないSIerの問題 ここについてはすごく思考が動いた。確かにこれは非常に大きな問題で…

起業という選択肢を取るべきは若者なのか?

ふと考えた。どうにも、「若者がこれからの日本を代表する会社を作り上げていくべきだ!」みたいな風潮があるような気がするのだけど、何故若者なんだろう? 例えば、大企業の役員とは言わないけど、大企業の課長や部長クラスの人が、大企業で培ってきた人脈…

社会構造が個々人の表層を規定する

「日本人はなぜ席を譲らない?」とツイートしたら「レディーファーストって意味不明」と猛反発された | BUSINESS INSIDER JAPANこれを読んで感じたこと。国や文化によって、理不尽の量や確率はほぼ同じだと仮定する。その時、日本社会のように成熟し、個人の努力…

仕事の定義と支払われる給料の意味

残業抑制の風潮とメンバーシップ型雇用の行き着く先は暗いと感じている。以下は、そこそこ能力の高いA君。多忙だが、会社と心中するほど献身的でもない。管理職「早く帰りたまえ」 A君「ウィス、早く帰ります」 管理職「仕事が終わってないのに何で帰るのかね」…

企業がこの先生き残るには

非常に首肯出来る記事。僕も白書を読んで、似た感想を抱いた。危機感を煽る、程度ではたぶんどうにもならないレベルまで来ていると感じる。 何故かと言うと、この記事でも言及されている通り、経営者の高齢化と、彼らが築き上げ、得てきたものがITによるもの…

「月平均は13万」「一般社員はバイトした方がいいレベル」いくら働いても手取りが上がらない、生活もままならない労働者たち – キャリコネニュース

雇用の流動性、というと、もうちょっと前向きなニュアンスで捉えられるイメージがあるけど、こういう後ろ向きな面から始まる雇用の流動性ってのもあるのかと思う次第。現実問題、雇用が硬直化しているとの嘆きもあるが、こうした生活もままならない人たちが…

過当競争と上がらない賃金

定価1000円で売られている商品があったとする。原価は100円としよう。生産性向上により、原価を圧縮、原価50円まで下げることが出来た。ここで、企業が取れる選択肢は2つ。 価格を下げて競争力を高めるか、価格は据え置きで利益向上とするか。昨今の賃金関…

報酬と成果の関係

シンプルに不思議に思う。僕が日本企業に所属いるからだろうか?例えば、僕が色んな人の意見を取りまとめて夢のビジョンを作り上げ、例えば1億円の案件を獲得し、利益500万円を確保してやりきったとする。他方、同僚が1000万の案件を獲得し、利益50万を確保…

RPAの行き先と、結果分類される意味

飛ぶ鳥を落とす勢いでバズってるRPAであるが、その先行きには僕はとても心配を感じている。 自動化は結構なことだが、自動化しようとしている対象について、理路整然と言語化出来んの?って感じ。例えて言うなら、漢字を正しく書けない人が、「OCRってやつを…

裁量労働制の前に導入すべきもの

それは、 信賞必罰 である。働かない高収入おじさんも、残業代目当てでだらだら居残る従業員も、大した成果も残さずきっちり定時で帰る人も、自主退職を促すような部署への異動も、すべては、 良き結果に報酬を与えず、堕落に罰を与えないから である。 頑張…

制度の導入と前提条件

裁量労働制の話がスベってるのは、前提条件について議論されていないから。これだけ。仕事の定義と仕事の量の管理を行っていないからだ。 仕事の定義が曖昧では全てが自分の範囲となり、 仕事の量を管理しなければ無限に働くことになる。一人一人が働ける量…

裁量労働制について思うこと

裁量労働制の最近の話題を追っていると、なんとももどかしい気分になる。定額働かせ放題だのなんだの、また自分が経験した裁量労働制はこのようなもので悪用されて云々など、とにかく批判的な内容に尽きる。じゃあ働いた分だけ金を払えば良いのかと言うと、…

人々の距離間を自身で選べる社会

アダム・スミスが労働の細分化を行い、結果として管理職が発生し、労働集約が経済効率が良いとされ、コンピューターが登場し、多くの仕事が省力化・省人化した結果、プロセスやデータを管理すべき人が増え、それらの人を管理するべき人が増え、かつてないほ…

製造業の落日と若者の諦観

日本の製造業「壊れつつある」−米紙が分析 | 政治・経済 ニュース | 日刊工業新聞 電子版製造業の会社で働いている「職人」を、「長年の蓄積で磨き上げた巧の技で機械や工具を操る人」と定義するなら、それが今後20年間も強さの源泉であり続ける理由はどこに…

大量生産大量消費の誤謬

恵方巻き、早くも大量廃棄 店頭に並ばないケースも…:朝日新聞デジタル僕は思うんだが、昔と今では、大量生産大量消費の規模や意味が違うのではないか。今の技術力で本気の大量生産をすると、昔と比べると比較にならないほど多くの物を作れる。 大量生産で大…

法案と労働者意識と

裁量労働制について、「定額働かせホーダイ案」とか、色々な批判が目に付くが、単なる煽動にしか僕の目には見えない。というのは、当然ながら、法案を審議しているのは国会であり、法案を運用するのは企業である。そうすると、「過労死に追い込む」のは悪い…

個人の方が強くなる時代で

痛いニュース(ノ∀`) : 内定もらった大学生の7割が勝手に辞退する異常事態 何の為の内定なのかと企業側は激怒 - ライブドアブログ例えば、会社が10人の新入社員を必要としていたとする。内定者の内、何人かは辞退する。従って、あらかじめ15人の内定者を確保す…

時代の節目を感じる

行き過ぎたコスト主義を見直すきっかけになれば良いね。 日本製品のあるべき姿ってやつを探し出す時代が来るかもだけど、少なからず不正をしている企業は、内部告発を恐れるあまり、従業員の懐柔に走るかも知れないね。東芝や神戸製鋼や東洋ゴムなど、日本の…

予想通り

ソフトバンクが社員の副業許可へ 11月から - 産経ニュース ほら…きた…副業解禁の流れ…ここからの展開はわかりやすい。副業解禁した企業が、こんなメリットがありましたと喧伝。 一方で本業に腰が入らない社員とそうでない社員を正しく評価するために評価制…

優秀とは程遠い僕に打てる手

先手必勝とは、戦術にあらず。 戦いが始まってからの先手必勝などによって得られる優位など無きに等しい。後の先を取られて簡単にひっくり返される程度のもの。先手必勝とは、戦いが始まる前に打つ先手のこと。自分の思うがままの状況こそが、勝ちが揺るがぬ…

働き方改革の本質

ふと頭によぎった。働き方改革とは何なのか?つい、その目的などを色々考えてしまうが、本当は目的は本質ではないのではないか?働き方改革とは、それによって得られるものは副次的なものであり、その本質は「手段の多様化」であると思う。IT技術とセットで…

データのサイロ化と企業構造

ユーザー系SI子会社の作る、親会社のシステムは、データのサイロ化を招くのは構造上当然の事象だと思う。コンウェイの法則そのまんまだ。 僕らユーザー系子会社は、親会社より依頼を受けてシステムを開発する。当然システムには、『主幹部署』というのがあり…

労働者たちへ。

機運は高まった。 電通の新入社員の女性の過労死は痛ましいばかりで、ご冥福を心よりお祈りする。 あんなことが起きてしまったご遺族の心象を思うと、言葉もない。もし僕の子供が大きくなって、こんなことになれば、僕は何が何でもその会社が倒産させて、復…

月給の額の妥当性

IMF 日本は労働市場の改革進め消費税15%に | NHKニュース 労働市場の改革というキーワードでいくつかサイトを見てて考えた。長時間労働の抑制がうまくいかないのは、仕事のやり方もさることながら、生活残業を目当てにしている部分もあることは否定出…

社長席の椅子取りゲーム

「日本の技術は負けていない」という思考停止は国を衰退させる : IT速報確かに、社長席の椅子取りゲームってのはなかなか言い得て妙だ。出世欲のあるサラリーマンの場合、最終的なゴールは役員であるのがまあ大多数じゃないだろうか。 実はそこに、社会とし…

素朴な疑問

昨今、日本じゃ高齢者増加アンド少子化が加速しており、このままだと日本の人口減っちゃうよ!なんて言われている。一方、世界の人口は70億人を突破しており、世界がパンクしちゃうよ!なんて言われている。世界の人口が増えてる理由は、医療技術の発達や、…