「ハマる」ということは目的と手段が逆転している状態のこと。

最近はノートを取ることにハマっている。
周期的に、こういうアナログ的な事にハマるのだ、僕は。

ノートを取ることの何が面白いか?別に面白くはない。
ノートを見返すこともしないし、記憶できることをあえて書いてる。もちろん、忘れることもあるから、忘却予防にもなってるけど。

でも、ハマるってのはそういうことじゃない。

目的と手段が逆転している状態のことをハマるって言うんだ。僕にとっては。

つまり、ノートを取ってその後何がどうなるか、なんて問題じゃない。
ノートを取ることそのもの、ペンを持って文字を書くことそのもの、その手段自体にものすごく楽しさを感じているんだ。

安いペンでも高いペンでも、ボールペンでもシャーペンでも、自分の好きなように文字を書ける。そのことがとても楽しい。
思い返せば、昔から僕はそういう傾向があった。新しいノートとペンを買っては、黒板の板書を丁寧に書き取り、自分なりの注釈や図解をつけたりすることそのものが楽しくなる時期。
そういう時は、書いた結果何がどうなるかなんて考えてない。
いや、考えてはいるけど、それすらも後付の理屈でしかなかった気がする。
書くことでより記憶が定着しやすくなる、忘れないように記憶する、新しい文字を覚える、などなど。そんなことは後付の理屈、あとからついてきた現実でしかない。

ハマるってことは目的と手段が逆転している状態のこと。だからそういう時に、ハマっていることの利点を説くことは自分に何かを言い聞かせてるってことになる。要注意だ。