優秀とは程遠い僕に打てる手

先手必勝とは、戦術にあらず。
戦いが始まってからの先手必勝などによって得られる優位など無きに等しい。後の先を取られて簡単にひっくり返される程度のもの。

先手必勝とは、戦いが始まる前に打つ先手のこと。

自分の思うがままの状況こそが、勝ちが揺るがぬ状況だとすれば、何も起こってないときから自分から手を打ち、何かが起こった時には状況は既に自分の手中、ということが出来るのが、先手必勝の戦略である。

さて、自分はどういう手を打とうか?生き残るために。

僕の今いる会社は、今のところ僕が生きている間くらいは安泰だと思っているが、何か起こらないとは限らない。
起こってから手を打つのではなく、起こる前に手を打っておきたい。

副業、テレワーク。働き方においては、二つの大きな潮流が待ちかまえている。
その時に負担が大きくなるのは、仕事を振る側、管理側だ。成果が明確でなくちゃ成し遂げられない。

目的は収入の増大。ITの末席に位置している以上、これからの見通しは明るい。それでもなお、僕は確固たる安心が欲しい。会社が賃金を上げないという判断をしたとしても、僕の目的が潰えることのないような、手を打ちたい。

専門がさらに細分化していくこれからの時代にあたって、専門的なことは全くわからない人たちへのインターフェースたり得る僕の今の位置はいわゆるコンサルであるため、専門性を磨くことはあまり意味がないように感じる。
特殊な技能もない僕が、優秀なエンジニアの方たちと肩を並べると想像するだけで腰が引ける。
だが、未来予想図を描き、動かせる人を動かし、専門性のある人たちを集め、目標を設定し、IT企業ではない企業に改革をしてもらうという仕事は、割と自分の性にあっているように思う。

そこで僕の取るべき最上の打つ手は、勉強だ。
来るべき時に、周りの優秀な人たちが勉強しだしたときには既に行動に移せることが出来るよう、ノロマな僕は今から勉強をしておかなくちゃいけない。

学問に王道なし。時間は皆平等。それが僕の生存戦略