不信感、不安感、焦燥感

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企業の現預金、最多の211兆円 人件費はほぼ横ばい:朝日新聞デジタル

いざなぎ超えの景気だ!と報道されても実感が湧かないのはこういうことだったんだね。


従業員賃金に反映しない理由はなんだろう?

  • 将来何かあったときの蓄えにしておきたい(従業員に分配すると返ってこないから)
  • 従業員の賃金テーブルを書き換えるほど、先の見える好景気ではないから
  • 従業員の賃金を上げる形より、その他の福利厚生への転換と言う形で従業員の満足度を高めたい
  • 今後、様々な投資額増加が見込まれるため
  • 生産性向上してないのに従業員へ反映する理由がない
    • 好景気は従業員の努力ではなく外的要因

思いつきで書いてるけど、なんとなく、経営陣と従業員の間の相互不信感は漂う。
まあ、従業員はちゃんとやってるのに賃金上がらないとなると経営陣に不信感は沸くし、経営陣としても、外的要因の売上向上が多いのであれば、当然従業員へ還元する理由には結びつかない。

しかしいずれにせよ、根っこにあるのは

  • 未来の不透明感
  • 目の前だけを改善すべき

という発想を超えるものではない。

会社としての努力でどうにも出来ない問題は、社会としてどうにかするしかない。

そういうわけで、もし僕の仮説がある程度当てはまるのであれば、今後5年間くらいが、転換点になるのではないかなと思う次第なのだ。