「月平均は13万」「一般社員はバイトした方がいいレベル」いくら働いても手取りが上がらない、生活もままならない労働者たち – キャリコネニュース

雇用の流動性、というと、もうちょっと前向きなニュアンスで捉えられるイメージがあるけど、こういう後ろ向きな面から始まる雇用の流動性ってのもあるのかと思う次第。

現実問題、雇用が硬直化しているとの嘆きもあるが、こうした生活もままならない人たちがどんどん職を変えることで、低賃金で働かせてたブラック企業はどんどん潰れて淘汰されていくという意味では、今は代謝が活発になっている時期なんだろうね。最低賃金の増加や働き方改革は、昭和な働き方価値観への終止符を打つか?


さて、こうした活動が続くとどうなるのか?
仮にこれがムーブメント、あるいはトレンドだとして、その結果として、ほとんどの人の賃金が、生活が成り立つレベルまで向上したと仮定する。

  1. 「もうこの辺で落ち着きたい」という保守的な人が増加し、再び雇用は硬直化し始める
  2. 「転職は人生を切り開く。人生を掴み取るチャンスを増やすためにも、雇用は硬直化してはならない」という価値観が大半を占めるようになり、雇用の流動性が増す。

未来予測はギャンブルである。
僕は大学を辞めるとき、似たような思考実験を行い、そしてその時は勝った。
僕は今回はどうだろうか?どちらへ転んだとしても、僕と僕の家族の人生が安全でいられる道は、一体どちらにあるのだろうか?