外付けHDDがぶっ壊れた

僕は恐らく2005年くらいから、外付けHDDへのデータ格納を実施している。
その時はちょうど専門学校生活も慣れてきた頃で、友人付き合いも上々で、だからコンデジを購入し、撮った写真を保管しておく場所が必要だった。
当時は、完全に外付けHDDと言うのは値段が高く、コスパが悪かったので、僕は日本橋バルク品の内蔵HDDを購入し、そこにデータを保管する習慣を作っていた。
だから厳密には、外付けと言うわけではないのだけれど、まあそこは年月が経てば徐々に完全に外付けHDDとなるので、便宜上外付けとしておく。

価格の安いバルク品をメインに使っていたため、当然壊れやすい。妙な異音がなったり、あるいはデータが破損し始めたと思ったら、すぐに新しいやつを購入し、そこに何時間もかけてコピー処理を実施していた。
最初こそ容量は300GBとかで運用していたが、だんだん足りなくなり、500GB、1TB、2TB、とHDDの容量は大きくなっていった。しかしその都度、データコピー作業は何の問題もなく終了しており、2005年からのデータは常に保管し続けることが出来ていた。

しかし、である。今回、僕はまたもHDDの異常を感じ、何年かに一度やっている通り、データの引越しをするか、と思って新しいポータブルHDD2TBを購入してきた。
そして元の外付けHDDを接続して読み込もうとした時、「フォーマットしますか?」というダイアログが出てきて、ドライブがマウントされない。
おいおい、マジかよ、まさかMBRが逝っちまったか?と思い、いくつかチェックしてみると、HDDの容量に対して未使用容量などはちゃんと表示される。
ということは、中身が死んだわけではない。MBRかPBRか・・・とにかく何か大事なデータが、何らかの原因で読み出せなくなっちまっているようだということはわかった。

TestDiskを使用すると、中身まで読み取れることはわかった。データは、失われていない。
異音もしないので、物理的に何かが動かなくなっているわけでもない。となるとやはりMBRかPBRの不良・・・と考えられる。
何れにせよ、中身のデータのサルベージの方法だ。

色々なツールを試してみたが、データを満足にサルベージすることは不可能そうだと言うことがわかった。
DiskDiggerというツールが一番良さそうだったので、これを使用してサルベージすることにした。
そのファイルのセクタをコピーすることが関の山で、ファイル名も失われる。
試しに何ファイルかコピーしてみたが、中身は問題なさそうだ。
背に腹は変えられない。中身さえサルベージ出来れば、あとは時間をかけて中身を判定し、整理していくだけ。なんとかなる。

ちょうどインフルにかかって自宅療養を余儀なくされていたため、時間をかける作業なら十分出来た。この機を逃す理由はなかった。

バックアップは定期的に。。。とはいうものの、なかなかうまく運用できないことは重々承知している。
今まで10年以上、HDDの移管をし続けてきたが、ここまで突然に、しかも読み取り不可レベルで壊れるのは初めてのことだ。
SSDならこの辺の耐障害性はまだマシなんだろうが、大量データのサルベージ先に選択するには、まだ価格が高すぎる。
5Gが当たり前になると、データ保存についてもだいぶ変わるんだろうか。
今は個人で1TBのデータを持つのも珍しくない時代だ。そんな大容量データを安全にクラウドで運用できる時代も、来ても良いとは思うんだけどね。
例えばAmazon Photosでは、Prime会員は無制限の写真ストレージが解放されていて、僕もそれを利用しているけど、あれって画像ファイルだけなんよね。動画は別で、15GBしか入らない。なぜ動画の無制限オンラインストレージサービスがないのか・・・と思って調べてみたら、Google Photoが随分バージョンアップしてて、これで良さそうな気が・・・w
音楽はGoogle Playに全部アップロード出来るしね。
おや、気付かないうちに時代が随分進んじまってたようだよ・・・