ユーザー系子会社の憂鬱

僕はユーザー系子会社所属のしがないSEだが、最近憂鬱を感じている。

というのは、SEというのは、ソフトウェアに関する知識と、業務知識の双方が必要となるが、その2つに関する教育や勉強というのが評価の対象にもならず、従って、ソフトウェアも業務も中途半端に聞きかじっただけの人が多いため、プロジェクトの何かの問題について理論的に分析したりするといったことがない。

誤解を承知で言えば、

教育や勉強がOJTという言葉でごまかされている。

OJTは経験則を増やすだけで、理論を学べるものではない。

また皆も承知の通り、ソフトウェアは体系的な学習がなければ、よほどのセンスある人間でないと、単なる下手な鉄砲になる。

業務知識に関しても同様で、ユーザーと話すために必要な知識はユーザーから教えてもらう、という、一見合理的に見えるが、その実表面をなぞるだけということしかしていないので、ユーザーの業務分析を理論的に行うことが出来ない。

理論を勉強したりするということがおざなりにされている弊社に未来はあるか?
最近よくそんなことを考える。

学んだ理論はすぐに現場で使えるものじゃない。
だけど、理論なく動く現場は、持続性がない。そう思う。