評価経済がやってくる

仮想通貨の台頭によって、媒介としての金に国境がなくなり、物の流通の仕方が根本的に変化する。
貨幣経済のあとに来たのは評価経済

国境のない仮想通貨の為替レートというべき意味合いのものは、人に対する評価となる。

例えば、善人と悪人が物を売買するとする。定価であれば1000円のスマホケース。
しかし、評価の良い者と悪い者の売買には、「評価レート」が加わり、悪人が善人から買う場合には、1500円出さないと買うことが出来ない。反面、善人が悪人から買うときは、500円で買うことが出来る。

例えば、善人同士が売買するとき。
この場合は、双方共に評価が高いため、500円で売買出来る。

例えば、悪人同士が売買するときは、双方共に評価が低いので、1500円でないと売買出来ない。


こういった、評価に対して物の値段が決まっていくと、「悪い者は搾取され、良い者は得をする」ことになる。

物の生産のあり方が変わるであろう21世紀には、当然ながら物の流れ方も変わるし、テクノロジーによってお金の国境もなくなる。

そうしたときに出来る次の経済こそが、評価経済だと僕は考えている。